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同性カップルの数、国勢調査で見えず 国の腰なぜ重い?

https://www.asahi.com/articles/ASNBH6725NBCUTIL01T.html

 

 20日まで延長された国勢調査で、性的少数者の当事者や支援団体から、同性カップルの数を把握してほしいという声が上がっている。国勢調査は、国や自治体の政策の根拠になるデータだからだ。多様な性への理解が進む中、統計はどうあるべきなのか。

 群馬県の性的マイノリティー支援団体「ハレルワ」代表の間々田(ままだ)久渚(ひさな)さん(29)は、性自認が男性のトランスジェンダーだが、戸籍上の性は女性。国勢調査では、女性として回答し、一緒に住むパートナーの女性の続き柄は、「世帯主の配偶者」を選んだ。性を男性にして答えることは可能だったが、「戸籍上同性のカップルが、当たり前に存在しているということを知ってほしかった」という。

 だが、国勢調査では、同性が配偶者と記入されていれば、「他の親族」に分類される。