2020年9月の記事一覧

2020年9月24日に、イギリスの教育省（DfE）から新しいガイダンスが発表されました。「教師は、性別の固定観念に従わないということは、性格または体のいずれかが間違っており、変更が必要であることを意味すると、子供に示唆してはなりません」。また、外部からのトレーニングプログラムの使用には十分注意するように学校にアドバイスし、これらは「政治的公平性に関する学校の法的義務」に沿ったものでなければならないことに注意するとなりました。

おそらくこれらの動きを受けて、マンロー・バーグドルフは以前に自分自身を「間違った体で生まれた」と表現していましたが、そのフレーズはもはや適切であるとは感じていないと述べました。

「あなたが間違った体を持っている」と言うことは一種の自己虐待のように感じます、そしてそれは「私は私の体を私の本当の自己になるように調整する必要がある」と言うことと同じではありません。それは別のことです。

女性と平等の大臣リズ・トラスは、政府が、「トランスジェンダーの人々が簡単な宣言によって彼らの合法的な性を変えることを可能にすることを立法化すること」に反対した理由を冷静かつ辛抱強く説明しました。

また昨日、英国教育省は静かに、「性別・健康のカリキュラムに関する最新のガイダンス」を公開しました。

更新されたガイダンスでは、「性別ステレオタイプへの非遵守の原因が、彼らの性格または彼らの体のどちらかが間違っているからだと子供たちに示唆すべきではありません」とありました。

Liz Truss氏は、2010年の平等法により、サービスプロバイダーが生物学的性別に基づいてアクセスを制限できることを認めました。
彼女は特に女性の避難所と刑務所を「重要な問題」である場所として特定しました。

リズ・トラスは刑務所システムに対しての大臣ではありませんが、彼女のコメントは、性自認という無形で主観的な概念ではなく、生物学的性別に基づいて刑務所を分離する法的根拠があることを再確認するのに役立ちます。

当時イギリスジェンダーアイデンティティスペシャリスト協会の会長を務めていたジェームズバレット博士は、2015年に下院の女性と平等委員会にこう語った。

「これまでは、刑務所でトランスセクシャルのふりをしようとする者は誰もいないだろうと、どちらかといえばナイーブに示唆されてきました。ですが、実際に囚人にインタビューした私たちには、人々がこれを装うかもしれない非常に多くの理由を見つけました」

トランスジェンダーの人々は、中傷や虐待、さらにはもっと悪いことを恐れずに自分の人生を送る権利を持っています。
しかし、生物学的性別に分けられたサービスと女性専用のスペースは、防御としてのサービス提供の重要な原則であり、それが現在、脅威にさらされていることも広く認められています。

「男性と女性は生物学的に異なる」とリー上院議員は言った。「それは単なる科学的事実です。女性アスリートの安全と女性のスポーツの誠実さのために、私たちは公正な競争の場でそれらの違いを尊重しなければなりません」

ブラックバーン上院議員は、「健康的な競争の完全性を維持することは、スポーツにおける女性と少女の将来にとって重要である」と述べた。「男性が女性のスポーツに参加することを許可する学校や大学は、タイトルIXの目的に反している」

「タイトルIXが可決され、法律に署名されたときの意図は、スポーツを含む教育における男女の平等なアクセスを確保することでした」と上院議員ランクフォードは言った。

「生物学的男性が女性のスポーツに参加することを許可することは、女性と少女のための平等な競争の場を作ることを意図したタイトルIXの精神そのものを拒否します。この法案は、全国の生物学的女性アスリートの尊厳を尊重することにより、スポーツにおける女性と女児の実際の平等を推進しています」

熱狂的なトランスジェンダーの議論は、議論を曖昧にして理解を曇らせている混乱した言葉によって悪化しています。紛争解決には思考の明快さが必要であり、そのためには言語の正確さが必要です。

トランスジェンダーの政治では、それはセックスとジェンダー、説明と定義、そして動詞でさえも解き明かすことから始まります。

トランスジェンダーの議論は最近、JKローリングの顕著な介入から急落しました。
彼女のコメントは穏やかでした。
彼女は彼女の生物学的性別を説明するために女性womanという言葉の不在に抗議しました。

しかし、反応は激怒でした。
ソーシャルメディアでのローリングへの虐待の弾幕の後、彼女は3700語のエッセイで「発言した理由」を説明しました。

しかし悲しいことに、彼女の説明は感情的な爆発に遭遇し、彼女の本で有名になった俳優でさえ、彼女との関係を断ち切るためにスクランブルをかけました。

トランスジェンダーの人として、私は、私たちのような権利がそのような悪い意味で熱狂的な環境で議論されていることに絶望しています。

説明と定義は、ジェンダーの議論を混乱させる2番目の単語のペアです。
性同一性ジェンダーアイデンティティは私たちを説明しますか？
それとも私たちを定義しますか？

ジェンダーに準拠していない子供たちを心配している一部の親は、自分の子供たちを小児のジェンダーサービスに連れて行き、人生を変える可能性のある結果をもたらすことで、自分たちの偏見に対処します。

ジェンダーアイデンティティ開発サービス(ジェンダーアイデンティティに問題を抱えている若者のための英国のクリニック)の臨床医は、BBCのジャーナリストに「子供は、ゲイではなくトランスジェンダーが。性的指向的にはストレートであることが親には好まれるようです」と話した。

ストーラーによって作成された言語がなければ、そのような行動を必要とするアイデンティティを作成する言葉はありませんでした。

一世代前、2つのグループの人々は彼らの行動、彼らがしたことによって定義されました。
トランスヴェスタイトたちは、異性と関係のある服を着る傾向を表明しました。細部にまで注意を払いながら、異性としてパスした人もいます。

一方、トランスセクシャルは性的特徴を変えました。
しかし、トランスセクシャルは同情の対象となる可能性がありますが、トランスヴェスタイトはしばしば嘲笑の標的でした。
トランスの人々にとっては黄金時代ではありませんでした。

トランスの権利はずっと後に、そして英国では2004年の性別認定法と2010年の平等法を通じて確保されました。
重要なことは、どちらの場合でも、焦点は「私たちが何かをする権利」にありました。

2004年の法律は、出生証明書を変更し、事実上、法的性別を変更できるメカニズムを作成しました。

しかし、それは行動に依存していました。
臨床的に診断された状態を示すために、社会における性的表現を変更し、2年間その変更を維持する必要がありました。

それだけでなく、医師からの診断書を提出する必要がありました。
それは性差別的なステレオタイプへの適合に依存していたかもしれませんが、それでも、それは行われなければならなかったものでした。

※中略

ゲイとレズビアンの権利のグループ（たとえば、Stonewall UKと米国のGLAAD）が参加したため、私たちトランスセクシャルやトランスヴェスタイトは再ラベル付けされました。

GLAADによって提供される典型的な定義では、

「トランスジェンダーは、そのジェンダーアイデンティティが、出生時に割り当てられていたセックスと異なる人々を記述するために使用される用語です」となります。

私たちは誰のジェンダーアイデンティティも測定することができないので、この定義は証明不可能です。

しかし、主張と仮定により、それは生得的な性質として確立され、人類を分割するための生物学的性よりも好まれています。

さらに、トランスジェンダーであることの客観的なテストはあり得ません。
私たちは「トランスジェンダーである」と言うだけで、私たちはトランスジェンダーです。
適格基準は必要ありません。

しかし、私たちは孤立して生きているのではなく、社会に住んでいます。

重要な現実には根拠がないので、アイデンティティに基づく権利は、他の人の権利と衝突したときに脆弱であり、この論争で確かに衝突しました。

1世紀以上にわたり、西洋人女性は生物学的性別に基づく権利を求めてキャンペーンを行い、勝利を収めてきました。

家庭内暴力の避難所など、物理的なスペースを保護するものもあれば、女性への性差別がまだ蔓延している社会に参加して成功することを可能にするものもあります。

男性がトランス女性として識別でき、トランス女性が女性として識別できる場合、女性の境界は無意味になります。

ロックされたゲートでも、誰かが鍵を切ることができる場合、それは保護を提供しません。

女性が心配しているのも不思議ではありません。

しかし、アイデンティティに基づく権利は、トランスジェンダーの人々にとっても悲惨なものでした。
彼らの主張に異議が唱えられたとき、彼らは自分たちの主張に頼るしかありません。
彼らが「消去された」または「無効にされた」と感じたと報告するのも当然です。

「no debate ディベートなし」は効果がなく、おそらく逆効果でさえあります。

男性の強姦犯は女性の刑務所で女性を襲撃し、男性の運動選手は自由に女性のスポーツで勝利を収める一方、男性のビジネス幹部は女性を「女性を昇進させる計画」から遠ざけます。

これらの結果は不条理であり、間違っています。
そして、私たちトランスへの信頼性を破壊しています。

これらを容認できない私たちのようなトランスの人々は、さまざまな反応を受け取ります。
多くの人が、客観的な現実に根ざしているという私たちの原則を賞賛していますが、一部のトランスの人々とそのアライは、不快でヘイトであると私に言います。

しかし、科学的展望がトランスフォビックであると見なされるとき、私たちは行き詰まりに到達します。

トランスジェンダーの運動家たちは、「差別とハラスメントに直面している別のグループである女性」を疎外しているので、かつて私たちの自然なアライであった社会は、いまや私たちに好意を示していません。

トランスピープルの未来は今のところ確実ではないかもしれませんが、議論を取り巻く言語に精通することで、はるかに安全で明快なものになるでしょう。
ジェンダーによるアイデンティティを超えてセックスを復元する必要があり、議論なしで定義を説明しないことを許可してはなりません。

英国政府が2004年の性別認定法（GRA）の改革に関する国内協議を開始してから2年以上が経過しました。
トランスジェンダーの人々は、医師に相談する手間をかけずに、法的な性別を変えることができるべきだと提案したのはテレサ・メイ（彼女を覚えていますか？）でした。

それ以来、首相の交代、EU 離脱交渉の長期化、世界的なパンデミックが発生しています。

さて、ようやく正式発表が迫っているようです。今週、平等相のリズトラスは、GRA協議に対する政府の対応を発表する予定です。

多くのトランスジェンダー活動家の失望が報告されています。

トラスは「何ら変化がない」と言うでしょう。

性別の変更を検討している人は、医師または心理学者からの「性別違和に苦しんでいること」、および「選択した性別で2年間住んでいて、残りの人生もそのように生活するつもりであること」を示す2つの報告が必要です。

キャンペーン参加者にとって唯一の朗報は、性別認定証明書の申請費用が、現在の140ポンドから下がるように設定されていることです。

これは賢明なようです。
性別違和の病歴があり、性別再割り当て手術を受けた人を「異性のメンバーとして生きることを認めるべきではない」と主張する人はほとんどいません。

同様に、
人々は、自分の好きな服装をしたり、好きなように自分自身を呼んだり、好きなように生きたりしてはいけないと主張する人もほとんどいません。

しかし、セルフIDはこれよりもさらに進んでいます。
それは、単純な宣言に基づく大声で発声した単なる気まぐれでも、男性または女性である個人の生物学的現実を消し去ることができ、まったく新しい性自認を持つ人物を作成できることを示唆しています。

これは男性が女性の刑務所に入れる道を開き、女性の避難所とすべての女性専用スペースへの入場を獲得します。
性の生物学的、法的、社会的な重要性を損ない、性自認という架空の概念に置き換えます。

したがって、政府はGRAを改革しないのが正しい。

しかし、協議期間が長くなったことで、ストーンウォールやマーメイドのようなトランス擁護団体が、警察、学校、医療サービスの中で非常に影響力を持つようになり、法律に関係なく、ジェンダーのセルフIDが今では受け入れられています。

実際、人々は、トランスの人々に間違った代名詞を使い、ミスジェンダリングすると、警察の捜査につながる可能性があります。

現在、「セックスとは無関係に、ジェンダーはセルフIDの問題である」という考えに反対する人はだれでも、社会的な生活を略奪されたり、逮捕されたり、虐待のゲームに巻き込まれたりすることがあります。

JKローリングは、死とレイプの脅威、オンラインでの嫌がらせを受け、彼女の本をボイコットまたは焼却するように求められました。セックスが本物である(sex is real)と述べることは、本当に現代の異端になります。

現在、トラスの予想される発表に応えて、ヨーロッパ最大のLGBT組織であるストーンウォールは、セルフIDキャンペーンを増加させています。

ストーンウォールは、今日英国で最も資金があり、最も影響力のあるキャンペーングループの1つです。その活動家は、小学校や中学校の子供たちや、大学の学生と協力しています。地方自治体、警察、大学、企業向けのトレーニングプログラムを実施しています。
その結果、しばしば法律を偽って伝えます。

政府が、ジェンダー認知法(GRA)を改正せず、ジェンダーのセルフIDの要求を拒否することは絶対に正しいです。

ストーンウォールやマーメイドのようなグループが、今日の公共生活のすべての側面に与えている影響について、光を当てる時がきました。

2017年、英国のLGBTの人々を対象としたこれまでで最大の調査を実施しました。108,000人以上の回答者があり、そのうち7000人がトランスでした。
その結果、医師の診断書不問(セルフID)が最重要ではなく、医療機関が足りないことが重要だと分かりました。

彼らの最も重要な懸念は、トランスヘルスケアの状態です。トランスの人々は、NHSジェンダークリニックの待機リストが長すぎると私たちに話します。私も同意し、それが引き起こす可能性のある苦痛に深く懸念しています。そのため、今年は少なくとも3つの新しい性別クリニックを開業します。

2022年までに待機リストが約1,600人削減されます。確保できた臨床能力の向上のメリットを最大限に活用することで、より多くの患者を診察できます。選択、待ち時間の短縮、地理的範囲が広がり、アクセスが容易になります。
また、GRCを取得するための医療要件を満たすことが容易になります。

2010年平等法は、トランスジェンダーの人々を差別から明確に保護しています。同じ法律により、サービスプロバイダーは、正当な理由がある場合、生物学的性別に基づいて単一の性的空間へのアクセスを制限できます。

先週末、毎朝やっているようにメールを開くと、生物学を無視して無鉄砲にトランスジェンダー思想に入り込んだ人からのメッセージが届いていた。今この人物は次の通り、そこから抜け出したいと思っている。

長年「その生活をした」後で、今になって元の性別に戻したいと考えているトランスジェンダーはたくさんいる。多くの人が私に、自分たちが性的虐待を受け、レイプされ、あるいは若い時に―あるケースでは幼児の頃―いたずらされたと報告している。

十代の少女は逃避として性転換に群がっている。ジェンダー専門家に性別違和と診断されたある15歳の少女は、父親に性的虐待を受けたために「自分の過去を消去」したいのだと母親に説明した。

別の事例では、14歳の少女はこう告白した。「私は小さくて弱いことを恐れることから逃避しようとして、トランスジェンダーになることを利用しました。自分を男性だと示せばもっと安心できると思いました」

別の少女の母親は、娘は19歳の時にレイプされてから、必死で「自分が外見上も性的にも、女性であることに関係するものを全て取り除こうとしている」と書いた。

このような悩みから多くの人が性転換に駆り立てられている。我々は社会として率直にこう考える必要がある。性転換は、過去の性的虐待と不安感に対する効果的で長期的な治療であるのか？

そうでないことは明白だ。